月下美人が6月28日の夜、見事に咲きました。19:30頃から開き始め、見る見る咲いて行きます。22:00には満開となりました。
月下美人はメキシコの熱帯雨林原産のシャボテン科シャボテン類に属する種で、茎は平らで葉状になっています。その葉状の茎の一部から花芽が出、約2週間で花を咲かせます。
葉状の茎から出ている花 ↑ つぼみの時は下を向いていますが、花が咲くときは上を向きます。花の大きさは15cmほどでした。花が咲くときは濃厚な香りが立ちこめます。この香りを伝えられないのが残念です。
満開になった時の時間を0時とし、経過時間ごとに見て行ってみます。
ー10日 ↑
一1日 ↑ー3時間30分 ↑ー2時間30分 ↑ー1時間30分 ↑ ー1時間 ↑ー30分 ↑満開 ↑ 22:00でしたがこの時間を満開としました。30分前とあまり変わりません。雄しべや雌しべの作りが繊細です。
月下美人 ↑月下美人 ↑翌朝見ると閉じており、香りもありませんでした。一夜だけのはかない命のなんとも不思議な花でした。美人薄命と言いますがその言葉通りの花でした。
翌日6:00の月下美人 ↑
翌日8:30の月下美人 ↑
以前はこの月下美人が咲くと珍しくて新聞に載るほどでしたが、今ではよく見られるようになりました。我が家でも2014年に咲かせたことがあります。その時は9月でしたが、6月~11月に咲くようです。苗は花屋でカミさんが500円ほどで買ってきました。
月下美人が夜咲くのはライバルが少ないためで、白い花と強い香りは花粉を運んでくれるコウモリを引き寄せるためです。
一晩だけ咲くのでその日を見逃してしまえば見られません。しかし夜に咲くので日中外に出ていても見逃すことはありません。咲き始めから満開までの3時間、しっかり見ることができました。