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豊橋八十路のつぶやき

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障子の張替え(7月2日)

4枚の障子の張替えをしました。今では材料も道具もそろっており、簡単にできます。まず古い障子紙を剥がします。障子の桟のところに刷毛で水を付けてゆきます。障子紙が丈夫なので破れることなく剥がせます。

障子の張替え(7月2日)_c0405406_18213251.jpg
障子紙を剥がした障子枠

次に桟にノリを付けてゆきます。容器入りのノリを桟に這わせて付けます。ノリが付いたらこの上に障子紙を載せます。そのあと4縁の紙を定規を当て、カッターで切り落とします。

障子の張替え(7月2日)_c0405406_19385662.jpg
紙を貼り4縁を切り取る

これで出来上がりです。


昔の障子張りの話をします。当ブログが小学生だった昭和20年代はまだ障子の家が多く、ガラスは珍しいくらいでした。障子の数も10枚以上はありました。この障子張りが大変でした。
 
しかし先ず初め古い障子紙を破るのが子供には楽しみでした。普段出来ないことが出来るのですから、思い切りぶつぶつと破りました。それからが大変です。昔の障子紙は弱く紙が桟に着いたままになっています。

濡れた雑巾で桟をごしごしと擦ります。子供は気楽ですが親は大変だったと思います。後は桟にノリを付け貼って行きます。昔は2マス分の紙しかありませんでしたから、継ぎ目に埃がたまらないよう下から張って行きます。

こんなことを10枚以上行ったのですから、時間も労力も気力も大変なことでした。何事もこんな風でした。洗濯もたらいで、掃除も雑巾がけ、風呂も水汲みから、釜土も薪から これらのことは主に女性が行いました。よくぞこんなことをこなしてきたと感心するばかりです。


当ブログは日曜大工が好きでホームページに「日曜大工」を設けています。また見てください。

by matukaze229 | 2020-07-02 21:08 | 日曜大工 | Comments(0)
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