今、地球上で一番考えていかなければならないことは、核兵器廃絶と地球環境問題であると思います。今日は広島原爆の日です。核兵器について考えます。
核兵器廃絶については
これまでも何度か書いてきており、世紀の変わった2000年を核兵器廃絶の年と思っていました。しかし、もう20年も経ち、今は廃絶どころか、軍拡競争が再び盛んになってきています。
中日新聞7月29日、日曜版の記事を引用します。
「世界の核保有国は9ケ国。核弾頭の保有総数1万3410個のうち、約9割を米国とロシアが占める。ロシアの小型核に対応し、米国は2018年以降、広島、長崎の3分の1~4分の1程度の破壊力とされる “使える核” の開発・整備を推進。軍縮よりも使う方向の新たな核危機が、世界を覆い始めている。」核弾頭数、国別では
ロシア 6370個 核の先制使用も辞さず
米国 5800個 小型核弾頭を実戦配備
中国 320個 ミサイル増強で米軍阻止
フランス 290個
イギリス 195個
パキスタン 160個
インド 150個
イスラエル 80~90個
北朝鮮 35個 核を高度の臨戦状態に
大宇宙の中で偶然が重なり、生物の発生したこの地球。この青い小さな天体を汚してはなりません。核兵器禁止条約、これは地球規模で見れば当然推し進めるべき条約です。核兵器の無いきれいな地球は、地球の当たり前の姿です。日本が核禁止条約に批准していないのは情けなくて仕方ありません。
核兵器禁止条約とは核兵器の開発、実験、製造など広範囲に禁止し、核兵器全廃を目指す条約です。50か国の批准で発効されますが、7月27日現在の批准は40ケ国になっています。